看護師の有給休暇の取得率はどれくらいかご存知でしょうか。医療現場で多忙に働いている看護師達は、やはり有給休暇も取得しにくいのでしょうか。取得しづらい理由は一般企業と同じであるのか、という点から誰しもが知っている看護師という職種、現役の看護師の方はもちろん、これから看護師を目指す方も気になっていると思います。看護師の有給休暇の事情を見ていきましょう。
結論から申しあげて、有給休暇を取得しやすい病院、取得しにくい病院があるようです。ただ、どちらの病院にも共通して言えることは「多忙な現場」ということには変わりないようです。では、何が原因なのでしょうか。
取得率が低い病院は、一般的な企業と同じように、「人手不足」「取得できそうな雰囲気ではない」「先輩方が取得していないから言い出せない」という理由が多いようです。さらには、夏季休暇など長期休暇にあわせ取得しようとすると、言わなくていいはずの理由を聞かれてしまい、その理由しだいでは、「時季変更権(業務の正常な運営が妨げられる場合に限り、有給休暇取得申請に対して時季変更権が可能となります。)」を病院側に行使され、思うように取得することができないようです。これらの理由から長期休暇はもちろん、一般企業では取得できている、夏季休暇などにからめる有給休暇すらも取得できていないのが実態のようです。
このような理由から同じ多忙な職場でも、効率化を図り、上司との信頼関係を築けるような病院へ行きたい。有給休暇の取得率が高い病院に転職したい、と思う看護師さんは実際に多いようです。
有給休暇の取得率が低い病院がある中で、本当に有給休暇の取得率が高い病院があるのか疑問かもしれません。取得率が低い病院を否定するわけではありませんが、取得率が高い病院はそれなりに効率化に重点を置き、業務をまわしていると思います。また、そのような病院は福利厚生にも力を入れていて、有給休暇を取得して、生産性を上げることで有給休暇の取得を奨励している病院もあるようです。中には有給取得率が80%を超える病院もあるようです。
有給休暇の取得率が低いところにお勤めの方も今よりも良い職場環境で働きながら長期休暇を取得し、温泉旅行、海外旅行や、買い物、趣味、友人とのランチなどあなただけの貴重なプライベートの時間も大切にして欲しいと思います。
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